3865番の糸で建物の壁を刺していますがすでに刺してある雪のBLANCとの区別はやっぱりつきません。こげ茶色のガイドがなかったら刺し間違い多発だよなぁと思いながら進めています。
前回の「秋」よりもだいぶ色数が少ないので早くできるかと思っていましたが、やはり一か月くらいはかかってしまいそうです。
相変わらず白一色です。これには理由があって、面積の広い壁部分を刺すための糸がどうにも手持ちの中から選べなかったのです。あれこれと迷いましたが、ついに買ってきました(大げさです)。できれば手持ちの中から選びたかったのですが、かなりの面積を占めるのであまりに違う色にはできなくて指定の色を買う事にしました。ただただ手持ちの糸を増やしたくないという思いで来ましたが、やはりきれいな作品にしたいと言う思いの方が勝ったという事です。繰り返しになりますが、「大袈裟です」
ようやく糸のめども付きましたので寒いうちに飾れるように頑張りたいと思います。
今年のお正月は一日は帰省した息子と三人、二日は母の家に行って四人で、三日は娘夫婦が来て五人で三回お雑煮を囲みました。暮れに買った立派な三浦大根をお雑煮となますでほぼ使いきり、お煮しめと栗きんとんを作りあとは好きなものだけいくつか買いそろえてお節としました。写真撮れば良かったなあと後悔しています。
手間がかかる事もあって、近年はしていなかった実家の三日とろろの習慣(正月三日にとろろご飯を食べる事を言うようです)を今年は我が家でやってみました。父がやっていた山芋すりを夫にしてもらい、ちょっと良い鮭とタラコ、薬味に長ネギと海苔を用意して「実家の鮭は塩辛かったねぇ」などと思い出話に花が咲きました。楽しかったので昨日母に会った時にその話をしたら、なんと。「そうだったかしら、忘れたわ」と返ってきました。孫に大きなすり鉢を押さえさせて得意げだった父の事など話しても反応は薄く、思い出話すら共有できなくなるのかしらとちょっと悲しくなった出来事でした。
さて、刺しゅうの方はと言うと「Four seasons scenery」の「冬」を始めました。
ここまでで2色、BLANCと3865番を使っているのですが、見分け付きませんよね。指定通りの色なのですが、束の内はまだ違いを感じても2本どりにするとさっぱり区別がつきません。
(布)コスモ ジャバクロス 14カウント アイボリー
(図案)12ヶ月のフレーム刺しゅう「しめ飾り」馬渡智恵美さん
前回のサンタさんの16カウントを刺しているときはそれほど細かいと思っていませんでしたが、今回14カウントで刺してみるとやはり違いは大きく、裏の処理なども楽だと感じました。今回は先伸ばしせずに、刺し終わってすぐにアイロン・額装をして玄関に飾りました。なんとかお正月までに間に合って良かったです。
刺しゅうをしたら何か使えるものにしたいと思い、椅子やポットのカバー、バッグなどに仕立ててきましたが、ちょっとアイデアが浮かばないのと額装した可愛らしさに惹かれて、今年の後半は額装する作品ばかりになりました。この流れはしばらく続きそうで次回は「Four seasons scenery」の「冬」にする予定です。
年賀状を出してお台所の大掃除も大体終わり、明日からはお節とお雑煮作りに取り掛かります。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。